シミには色々な種類があり、部位や形状、色によって分けられます。
「老人性色素斑」は、爪甲大、黒褐色の境界がはっきりしている丸いシミです。
「脂漏性角化症」は、こめかみに多い表面がざらざらして盛り上がった褐色のシミです。
「肝斑」は、女性の両頬の境界明瞭な淡褐色のシミです。妊娠を契機に発症しやすいです。
「雀卵斑」は、小児期より多発する数ミリ程度の濃淡のある褐色斑です。
「日光角化症」は、表面がざらざらしたかゆみのある赤いシミです。皮膚がんの初期症状であり、要注意です。
シミは紫外線による光老化により生じます。屋外で活動される方は、冬でも日焼け止めを塗りましょう。
シミの種類により治療法が異なります。脂漏性角化症は液体窒素凍結や電気焼灼、肝斑には内服療法を行います。日光角化症は、液体窒素凍結や外用療法を行います。また老人性色素斑、肝斑、雀卵斑には、自費診療のレーザー照射や美白剤の外用療法などがあります。